SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMレビュー(?)
2014-02-20


さて、前回は買ったばかりということで取り急ぎ簡単なレビューをしまして、
今度はしっかりレビューしようと思ったのだけど、ネット上でお近づきになった
DEJA VU 〜いつか見た光景〜」さんのほうで先に素晴らしいレビューをされてしまったのでやることが無くなってしまったのでした(笑)

で、代わりと言っては何だけど違った角度からレビューしてみよう。

まずこの写真を見ていただきたい。
禺画像]
D7100,SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM,17mm,f2.8

ただのピンぼけ写真・・そう、その通り!
これはD7100の一番左端のフォーカスポイントを使ってAF撮影したもの。
あとで確認してわかったことだが、かなり強めの後ピンになっている。

次にこの写真。
禺画像]
D7100,SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM,17mm,f2.8

全く同じ条件で撮影しているが、こちらは中央のフォーカスポイントを使用している。
絞り開放なのでしゃっきりはしていないが、1枚目に比べればピントはしっかり合っていると思う。

なんぞ?この現象?
まずD7100側のAFシステムを疑い、純正の18-70で試してみたところここまで酷い差は出ない。
それであれば原因はレンズだろうということで、早速シグマさんに電話して聞いてみたところ、
おそらくレンズの像面湾曲によるものとのこと。
レンズのピントは中心を基準に調整するため、周辺のフォーカスポイントを使用した場合位相差AFではピントが合わないのだそうだ。回避方法としては絞り込んで撮影するというもの。被写界深度の兼ね合いも考えられるが、もしかするとフォーカスシフトがあるのかもしれない。
もちろん調整は可能。だが周辺に合わせれば当然今度は中心が合わなくなる。こんな調整はありえないだろう。
目立った片ボケ等がないのであれば至って正常。当社規定の範囲内というシグマさんの枕言葉が返ってきたのであった(笑)

とにかく個体の異常ではないとわかったので一安心。チョット使い方に気を使いさえすればバッチリな画が出てくるので概ね満足だ。

ついでなのでこのレンズ設計について(AFに問題が出るほどの像面湾曲あってもOKなの?って意味で・・)少し話を聞いてみた。要約すると・・・
カメラがデジタル時代に入ってからPCで簡単に等倍鑑賞できるようになり、ユーザーの要求が非常に高くなっている。しかし製品の性格上個体差が出るのは不可避であり、ハンドリングやコストの面から全てにおいて最高の性能を求めるのは難しい。しかも当該レンズは17mmスタートの大口径ズームなので、それが更に設計を難しくしている。ユーザーさんにはご理解頂きたい。
といった内容だった。

つまり、重くて巨大で高価なら、もっと高性能にできまっせ!って話だね(笑)
純正の17-55 f/2.8 がやたらデカくて高価な理由がわかるような・・・

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