SIGMA17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMを見なおしてみる
2014-01-24


AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VRを壊してしまい、代わりにAF-S DX NIKKOR 18-70mm f/3.5-4.5G EDを使っていたのだがどうしても解像力が足りない。
RAW撮りでどうにか思い通りの画像を作り出そうと腐心したが、ムリなものはムリ。
とは言えこのレンズを全否定するわけではない。あくまでも空間周波数の高い被写体においての話だ。

本来であればNIKKORの16-85VRとか、18-35とか欲しいと言いたいところなのだが、僕は典型的な安物買いの銭失いである上にすぐ道具のせいにしたがるしょーもない人なので(笑)少々反省の意も込めて、以前入手したものの周辺画質が酷すぎるので使う気にならなくなったと自ら言い放ったSIGMAの17-70をもう一度見なおしてみることにした。

結論から言うと、やはり周辺画質はイマイチだが自分も使いこなせてなかったと言ったところ。使いこなしは難しいが、ポテンシャルは持っているレンズだ。価格から考えれば良く出来ており、キマったときは素晴らしい画質を拝める。かつて酷評したことをお詫びせねばなるまい。

以下に簡易的ではあるがテスト結果、あと自分レベルでは理解できない不思議?について述べる。


禺画像]
D7100,SIGMA17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM,17mm,F11,1/50sec

まずこれがテスト用に撮った風景。
17mmで木々までの距離が推定50mほど離れているこの条件であれば、さほど絞らずともパンフォーカスが得られるはずではあるが、できるだけ被写界深度を稼ぐため、あと以前はいくら絞っても改善しないと思っていた周辺画質が、F11〜F16位まで絞り込むといくらか改善することが分かり、回折ボケの我慢できる限界のF11まで絞って撮影した。

画像中心付近の等倍比較
(フォーカスポイント・左端・中央・右端と写真の並び通りになっている)
禺画像]

同じく左端
禺画像]

右端
禺画像]

等倍で見ていただくとわかると思うが、中心付近の解像感はすべて良好。
画像左端はフォーカスポイントを左端で撮ったものが最もよく、右端で撮ったものが次点、中央で撮ったものはモヤモヤだ。この時点で既に?な感もあるが・・・
問題は画像右端だ。
この場合フォーカスポイントを右端で撮ったものが最も良くなると考えるのが普通だと思うのだが、何故か左端にフォーカスポイントを置いた画像がもっともよい結果になっている。
はて、なんだろうかこの現象?
元画像を見ていただくとわかる通り、左側から右側にかけて遠くなる風景であるから、これはどうにも理解に苦しむ。


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